ほっといてくれ

茶化したり馬鹿にしたりしないでください

映画見てるのが疲れない時期

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母親を交通事故で亡くし姉弟が寮制の学校に入って、そこでスペードの女王っていう魔女(?)に願い事をしちゃう。実はスペードの女王は願いを叶える代わりに髪の毛と命を奪ってしまうという逸話があった。スペードの女王は過去に子殺しして悪魔に捧げようとして、農民達にバレて髪の毛切られて殺された。寮は友達(男2人女2人、姉と弟含めて6人)がいて、友達と弟がスペードの女王に願っちゃったせいで主人公(姉)が色々巻き込まれる。

まじで弟がうざい。そもそも最初の事故も、弟が姉の勉強を邪魔して喧嘩になって、それを止めようとした母親が車の運転中にも関わらずがっつり後ろむいた結果なんだよ。弟がワガママ言わなければ良かったのに。ていうか母親も姉に「弟に優しくしなさい」っていや違うだろ。勉強してるんだから弟のゲーム取り上げてやれば良かったのに。最初から理不尽でそこにイライラ。そしたら弟がもっと自己中心的で、寮に入ってもママがいるママがいるって夜中に徘徊して姉が叱られるはめになったり、弟が魔女に誘われて湖に入ってったところを助けたのに姉が誘い込んだことにされて弟はダンマリ。結局最後こいつ助かるんだよ。この弟が夜中に徘徊しなければ5人は助かったのに。まあ小さいから仕方ないって言われたらそれまでなんだけど。
主人公もなんであんなに弟を気に掛けるのかわからん。きつく当たる割りには弟が死にかけると命がけで助ける。なんで?謎。私だったら日頃から小生意気で可愛くない弟だとしたら、夜中に徘徊してきたくせにワガママ言った時点でしーらね!ってなっちゃうなあ。
ラストは「だよね!」って終わり方。鏡の世界とやらに行った時点でこれああなるんだろうなって思ってしまった。
てか女王に願ったら髪の毛と命と引き換えに願いが叶うんじゃなかったんかい。結局誰もまともに願い叶ってなくてもやっとした。キスなんて適当すぎるだろ。
寮が雰囲気あってよかったなあ。すごい薄気味悪いというか、古くて埃っぽい感じ。

 

 

 

youtu.beまじタイトルで勝手に話をイメージしてしまうせいで失敗しがち。
勝手に死刑囚のスイッチ押す人の話かと思ってた。3人ぐらいでやって誰が押したかわからんってやつ。パッケージでどうして気づかなかったんだ。
遠い昔になんか記憶に残ってた気がしたんだけどなあこの映画のタイトル。

自殺防止のために無差別に選んだ10才の子供の心臓になんか危ない装置しかけて、子供それぞれにスイッチ持たせてそのスイッチ押すと装置が作動して自殺しちゃう。ほとんどは3年以内にスイッチ押しちゃうけど押さなかったレジェンドが6人。でももう自殺防止の方法は大体わかっちゃってて、お荷物状態の6人。施設で囚人のように暮らす6人の元に新たな刑務官(?)が現れる。他の刑務官と違って明るく優しい新しい刑務官、小出恵介。もうお分かりだろうけど小出は実は6人を自殺に仕向けるために現れた。でも割と早い段階でバレて、6人中4人が生き残る。4人となんやかんやあって実は小出はレジェンドオブレジェンド(12年1人で耐え抜いて自殺しなかった)ってことがわかる。生き残れるのは1人だけって分かって、4人のうち1人が大暴れしてスイッチ押されちゃう。そして3人とレジェンドオブレジェンドこと小出はなんとなく仲良しになる。まあ気持ちわかるもんな。そんで施設の脱走を試みて3人のうち1人が銃殺されちゃう。2人と小出は無事脱走。廃校にもぐりこむ。コンビニで万引きしようとしたらコンビニ店主に同情されて食べ物とかお金とか服とかもらえちゃう。2人のうち1人の男の子は実家に帰れて、母ちゃんと再会するんだけど捕まるの時間の問題だから母ちゃんと自殺しちゃう。残された1人はロングヘアの美少女で、小出と一緒に逃げ回ってデート満喫。でも最後につかまって、施設に逆戻り。デートですっかり恋仲になった2人。施設でも部屋は違えどラブラブ。なぜか声が通るんだよな別の部屋なのに。どういう仕様?で、別部屋なのに会話しつつ美少女が小出に命を譲って終わり。

漫画の映画化かなあって思って調べたら山田悠介だった。山田悠介親指さがしを読んでもやっとしてから読んだことない。映画は見るんだけどね。ホラーよくやるから。ベイビーメールとかあそこの席とか×ゲームとか。デスゲームが多いイメージなんとなく。リアル鬼ごっこのせいかなあ。
小説は面白いらしいよ、スイッチを押す時。どうしようかなあ。小説読もうかなあ。迷う。山田悠介って頭痛が痛いの人だっけ。
山田悠介の本でも映画でもうーーーんって思うところは、現実的に考えてこんな設備無理じゃない?とか、冷静に考えてこの理屈は矛盾してない?とか、この理屈に説得力はなくない?ってのが多いところなんだよな。
このスイッチが押す時に関しても、自殺防止でなんで10才の子供の心臓に自殺スイッチ作っちゃうの?自殺する時の心理を観察するってそんな特殊な状況に置かれた子供の心理なんて一般的な生活送ってる子供の心理とかけ離れ過ぎてるだろ。だったらスイッチをつけて日常生活に戻して、つらくなった時にこのスイッチを押せば死ねますって伝えて放置の方がいいじゃん。みたいな。納得いかないことが多くて置いてけぼりになるんだよね。
で、12年スイッチ押さなかった小出を送り込むのもなんで?じゃん。
施設がお粗末なのはまだわかる。この実験自体がもう終わりを迎えようとしてるから予算をさいてもらえてないってことだから。人手が足りないとか施設が質素とかはわかる。でも料理よ。食パンひとかけらと謎の液体と牛乳みたいな貧しすぎる食事がギャグみたいだった。これは映画だけかもしれないけど。小さい一口のガスコンロに小さい鍋が一つだよ。割と広いキッチンなのに。二口コンロとか大鍋ぐらいは買えない?!17才とかのほぼ成人した人間が6人もいて、そのうちの4人が男性なんだけど?!そして質素な食事の割にみんな超健康体じゃねえか。1人車椅子だけど。
小出の心境の変化にもまあ置いてけぼりにされたけど、まあまあ、脱走はわかる。同情して気持ちの共有が起きて脱走。わかる。コンビニで万引き。まあわかる。コンビニの店長が同情して食べ物とお金と服の差し入れ。わかる。でも小出が一番目立つ刑務官みたいな服きてんのにコンビニ出る時そのまんまで笑ったわ。お前が一番今すぐ着替えろ。
最後女の子が自分のスイッチ押しちゃうのもなんか美しくしすぎだなあって思った。映画だけみたいだから小説気になるよなあ。
山田悠介映画あるあるなんだけど、結局美談になるところが好きじゃない。友情とか愛情とか、誰かへの信頼ゆえに復讐したみたいな、そういう事になるんだよ。でもその割りには内容が薄いというか。そんなに関係深まるシーンあった?って感じで。美談が好きじゃないからなあ。ていうか女の子が押す前にお前が押せよと思った。じゃないなら2人で生きていこうって支えたら良かったのに。ずるいよな小出。


さて薬局いくかな。