ほっといてくれ

茶化したり馬鹿にしたりしないでください

ゴミだと思った時からゴミになるって哲学的

映画を沢山見てる。
クソ映画に惹かれるのは、とてもくだらなくてとても意味が分からなくて何でこんなもん作ったの?ってものに沢山の人が沢山の時間をかけてるんだと思うと、世の中はくだらないなと思えてアホらしくなるからだと思う。多分。
それと単純に面白い。ツッコミ所満載って意味で。それをわざと狙ってる映画もあれば、狙ってない映画もあるのがいい。


例えば人生で一度くらい誰かの救世主というかヒーローになりたいなんてちょっと思ったりすることのある女がふと家に帰宅して鍵を開けようとしてふと隣の部屋のドアの前を見たらなんか得体の知れない女子高生が足を折り畳むようにして体育座りをしてその膝に顔をうずめていて、腕や足にアザや擦り傷なんかがあって髪の毛はボサボサで制服だと思われるブレザーやワイシャツはやけに汚れてて、うわあ関わりたくねえなあって思ってさっさと家に入ろうとするんだけど良心が痛んでちょっと躊躇って、もしこの女子高生を家にあげたらまずお風呂にいれて着替えを貸して事情を聞いて、もしこの女子高生が家庭内暴力を受けているんだとしたら警察か児相に連絡してでも連絡したところでこの女子高生ははたして救われるのかどうなんだ色んなところをたらい回しにされるだけなんじゃないのかって余計なことを考えていたら女子高生が顔を上げて、色白の淡白な顔立ちの女子高生がこちらを一瞥もせずに前を見ているから気味が悪くて、うわあやっぱり関わりたくねえなあって思ったらその女子高生がこっちを睨みつけてきて、いや私なんもしてないし何で睨まれないといけないんだよってなんか腹が立って、風呂だとか着替えだとか警察だとか現実的な面倒ごとよりその苛立ちが勝ったばかりにその女子高生に声をかける、って感じの距離感が埋まらない百合っぽい話が読みたい。
絶対に距離は埋まらないんだけど絶対に距離は離れないみたいな。平行線。そういうの好きです。


自爆スイッチって商品をみつけてなんだこれと思ったらプラスチックの板でおせなくなってるスイッチで、プラスチックは5枚ぐらい替えが同封されてる。押したら交換してくださいって書いてある。なんだこれって思ったわ。スイッチとしての機能はありませんって書いてあったから余計になんだこれって思ったわ。
こういうの好き。スイッチとしては使えないし押したら交換しないといけないし何にも使えないけど欲しくなる。
ザリガニワークスっていう会社が作ってる商品で、気になって調べたらその会社がおもちゃの展示みたいなのやってて、ああこういう会社いいなあって初めて思った。会社というものが初めて面白そうに見えた。
その会社で出してる本を買おうかなと思ってる。面白そう。
面白いことをして、他の人に「こういう面白いこともあるんだよ」って教えられる人ってすごいなと思う。


やろうと思っていたことをやれると、やる気が出てくる。
やろうと思ったことはやらないとダメだね。
やろうと思ったことをやらなかった自分を嫌いになっていく。


寝る。